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マルコの福音書7:1~13

2015年2月25日(水)

Bible said

『幸いなことよ。神の知恵を見いだす人は』

『主の教えを喜びとし、昼も夜もその教えを口ずさむ人は、何をしても栄える』

『心を尽くして主に拠り頼め. 自分の悟りに頼るな』

ディボーション聖句

マルコの福音書7:1~13

1さて、パリサイ人たちと幾人かの律法学者がエルサレムから来ていて、イエスの回りに集まった。

2イエスの弟子のうちに、汚れた手で、すなわち洗わない手でパンを食べている者があるのを見て、

3――パリサイ人をはじめユダヤ人はみな、昔の人たちの言い伝えを堅く守って、手をよく洗わないでは食事をせず、

4また、市場から帰ったときには、からだをきよめてからでないと食事をしない。まだこのほかにも、杯、水差し、銅器を洗うことなど、堅く守るように伝えられた、しきたりがたくさんある――

5パリサイ人と律法学者たちは、イエスに尋ねた。「なぜ、あなたの弟子たちは、昔の人たちの言い伝えに従って歩まないで、汚れた手でパンを食べるのですか。」

6イエスは彼らに言われた。「イザヤはあなたがた偽善者について預言をして、こう書いているが、まさにそのとおりです。『この民は、口先ではわたしを敬うが、その心は、わたしから遠く離れている。

7彼らが、わたしを拝んでも、むだなことである。人間の教えを、教えとして教えるだけだから。』

8あなたがたは、神の戒めを捨てて、人間の言い伝えを堅く守っている。」

9また言われた。「あなたがたは、自分たちの言い伝えを守るために、よくも神の戒めをないがしろにしたものです。

10モーセは、『あなたの父と母を敬え』、また『父や母をののしる者は死刑に処せられる』と言っています。

11それなのに、あなたがたは、もし人が父や母に向かって、私からあなたのために上げられる物は、コルバン(すなわち、ささげ物)になりました、と言えば、

12その人には、父や母のために、もはや何もさせないようにしています。

13こうしてあなたがたは、自分たちが受け継いだ言い伝えによって、神のことばを空文にしています。そして、これと同じようなことを、たくさんしているのです。」

[聖句メッセージ]

 本日からマルコの福音書は7章です。

1節 (1さて、パリサイ人たちと幾人かの律法学者がエルサレムから来ていて、イエスの回りに集まった。)

 『パリサイ人』とは、当時のユダヤ人の主流の人々であり、旧約聖書の律法を守ろうとしないユダヤ教徒や異教徒たちを差別していた「ユダヤ教パリサイ派」の人々。現在では、ユダヤ教正統派と呼ばれています。

・出エジプト記15:26

『主なる神は仰せられた。「もし、あなたがあなたの神、主のみことばに確かに聞き従い、主が正しいと見られることを行い、またその命令に耳を傾け、そのおきてをことごとく守るなら、わたしはエジプトに下したような病気を何一つあなたの上に下さない。わたしは主、あなたをいやす者である。」』

・出エジプト記19:5

主は約束した。

『もしあなたがたが、まことにわたしのみことばに聞き従い、わたしの契約を守るなら、あなたがたはすべての国々の民の中にあって、わたしの特別な宝となる。全世界はわたしのものであるから。』

 このBibleの約束通り、神のみことばに徹底的に従い生きようとしていた、パリサイ人たちは、ユダヤ人の権力者層と知識人層(祭司長、律法学者、政治家)を独占していました。

 しかし、パリサイ派の人々は、神のみことばの預言と約束のおかげで、大きな権力と富と知識を受けられたはずであったのに、いつの間にか神からの賜物と恵みに溺れて 高慢になってしまい、自国の不信仰で虐げられている人々や貧しい人々を差別したりなど、偽善的な信仰生活を送ってしまっていたのです。

・箴言16:18~19

『高ぶりは破滅に先立ち、心の高慢は倒れに先立つ。へりくだって貧しい者とともにいるのは、高ぶる者とともにいて、多くの財産を分けるのにまさる。』

・イザヤ書2:17

『高ぶる者はかがめられ、高慢な者は低くされ、主おひとりだけが高められる。偽り者の神々は消えうせる。』

・箴言11:9

『神を敬わない者は その口によって隣人を滅ぼそうとするが、 正しい者はみことばの知識によって彼らを救おうとする。』

 聖書は、人に知力、財力、学力、体力など格差が生まれたとしても、人間そのものの価値と人格には大差などないと、ハッキリ教え説きます。

 人と比較して高慢に勝ち誇ったり、必要以上の劣等感と自信喪失を持つことは、見えない敵(悪霊)の罠だと教えているのです。

 胸に書き記すことです。

2節 (2イエスの弟子のうちに、汚れた手で、すなわち洗わない手でパンを食べている者があるのを見て、)

 主イエスの噂を聞いた、有力で、嫉妬深いパリサイ人たちは、まだ、30歳であったイエスのボロを見つけてやろうと、聖地エルサレムから、わざわざ野次馬に来ていました。

3~5節 (3――パリサイ人をはじめユダヤ人はみな、昔の人たちの言い伝えを堅く守って、手をよく洗わないでは食事をせず、4また、市場から帰ったときには、からだをきよめてからでないと食事をしない。まだこのほかにも、杯、水差し、銅器を洗うことなど、堅く守るように伝えられた、しきたりがたくさんある――5パリサイ人と律法学者たちは、イエスに尋ねた。「なぜ、あなたの弟子たちは、昔の人たちの言い伝えに従って歩まないで、汚れた手でパンを食べるのですか。」)

 そしてパリサイ人たちは、イエスを取り囲み、このように責めたのです。

 「なぜ、あなたの弟子たちは、神のみことばを教える立場にありながら、ユダヤ人達のしきたり通りにしないのですか?彼らは、手をよく洗わずに食事もしています。あれでは、人々に示しがつきませんよ。改めさせるべきではないのですか!?」

6~9節 (6イエスは彼らに言われた。「イザヤはあなたがた偽善者について預言をして、こう書いているが、まさにそのとおりです。『この民は、口先ではわたしを敬うが、その心は、わたしから遠く離れている。7彼らが、わたしを拝んでも、むだなことである。人間の教えを、教えとして教えるだけだから。』8あなたがたは、神の戒めを捨てて、人間の言い伝えを堅く守っている。」9また言われた。「あなたがたは、自分たちの言い伝えを守るために、よくも神の戒めをないがしろにしたものです。」)

 そしてイエスは、熱く語りました。

 『旧約聖書のイザヤ書には、あなたがた偽善者について、このように書いています。「あなたがたは口先だけで、神を敬っている。そんな信仰と礼拝では全く意味がない。なぜなら、あなたがたは信仰があると言いながらも、神のみことばよりも人の評判や常識感と言い伝えばかりを大切にしている。」

10~13節 (10モーセは、『あなたの父と母を敬え』、また『父や母をののしる者は死刑に処せられる』と言っています。11それなのに、あなたがたは、もし人が父や母に向かって、私からあなたのために上げられる物は、コルバン(すなわち、ささげ物)になりました、と言えば、12その人には、父や母のために、もはや何もさせないようにしています。13こうしてあなたがたは、自分たちが受け継いだ言い伝えによって、神のことばを空文にしています。そして、これと同じようなことを、たくさんしているのです。)

 そしてイエスは、彼らの家庭状況を見抜いて、付け加えました。

 『旧約聖書のモーセの十戒には、「あなたの父母を敬え」とあります。しかし、あなたがたは、神様に大切な捧げ物が沢山あるからと言い訳して、両親の面倒を見ずに逃げているではありませんか。これこそが、神からの守るべきみことばであり、常識でもあり、また、ユダヤ人の言い伝えなはずです。』

・マタイの福音書7:3

主イエスは言われた。『また、なぜあなたは、兄弟姉妹の目の中のちりに目をつけるが、自分の目の中の梁には気がつかないのですか。』

 あなたは、このパリサイ人達のように、自分の欠点や誤りを正そうとすることよりも、人の過ちと罪を指摘することに熱心になってしまうことはありませんか?

 聖書は、常に人のあら探しをして裁く人は、神に同じように裁かれてしまうと、教え説きます。

 胸に書き記して下さい。

 そしてBibleのみことばとは 、他人を裁く為のものではなく、自らの過ちと罪を探し出して、改善して、自らの徳と人生の幸運を高めて、自分自身と周囲の人々を幸いに導ける神の糧でもあるのです。

 あなたに与えられる、自らの徳と周囲の幸福力を高められる、神のみことばの糧に期待します。AMEN

(祈り)

 主なる神様、皆を聖霊に満たし、他人の過ちや罪ばかりを指摘させずに、Bible&メッセージから自らの過ちと罪を教え諭し、改善させて下さい。

 そうすれば、皆の徳と幸運が高められていき、揺るがぬ幸いな、悔いなき人生を築けるからです!

 主イエスのお名前で、期待して祈ります。AMEN!!!

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