2015年1月16日(金)
Jesus said 『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ』 『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』 ディボーション聖句 マタイの福音書26:6~16 6 さて、イエスがベタニヤで、ツァラアトに冒された人シモンの家におられると、 7 ひとりの女がたいへん高価な香油の入った石膏のつぼを持ってみもとに来て、食卓に着いておられたイエスの頭に香油を注いだ。 8 弟子たちはこれを見て、憤慨して言った。「何のために、こんなむだなことをするのか。 9 この香油なら、高く売れて、貧しい人たちに施しができたのに。」 10 するとイエスはこれを知って、彼らに言われた。「なぜ、この女を困らせるのです。わたしに対してりっぱなことをしてくれたのです。 11 貧しい人たちは、いつもあなたがたといっしょにいます。しかし、わたしは、いつもあなたがたといっしょにいるわけではありません。 12 この女が、この香油をわたしのからだに注いだのは、わたしの埋葬の用意をしてくれたのです。 13 まことに、あなたがたに告げます。世界中のどこででも、この福音が宣べ伝えられる所なら、この人のした事も語られて、この人の記念となるでしょう。」 14 そのとき、十二弟子のひとりで、イスカリオテ・ユダという者が、祭司長たちのところへ行って、 15 こう言った。「彼をあなたがたに売るとしたら、いったいいくらくれますか。」すると、彼らは銀貨三十枚を彼に支払った。 16 そのときから、彼はイエスを引き渡す機会をねらっていた。
[聖句メッセージ] 昨日の続きです。 6節
『ツァラト』とは、ハンセン病(らい病)などの重い皮膚病を意味します。 当時の重い皮膚病『ツァラト』と診断された人々は「汚れている」と判断され 隔離されてしまい、普通の社会生活を送ることが出来ませんでした。
マタイの福音書9:10~13 『イエスが家で食事の席に着いておられるとき、見よ、取税人や罪人や病人たちが大ぜい来て、イエスやその弟子たちといっしょに食卓に着いていた。すると、これを見たパリサイ人たちが、イエスの弟子たちに言った。「なぜ、あなたがたの先生は、取税人や罪人たちといっしょに食事をするのですか。」イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人たちです。『主なる神様はあわれみは好むが、いけにえは好まない』とはどういう意味か、行って学んで来なさい。わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。」
マルコの福音書1:34 『イエスは、さまざまの病気にかかっている多くの人をいやし、また多くの人に取りついていた悪霊を追い出された。』
このようにイエスは、全く人々が寄り付かないツァラトなどの重病者たちや、多くの人々か嫌っていた取税人や罪人たちとも、差別せずに会食したり、みことばを教えて救い導いていたのです。
ヤコブの手紙2:1 『兄弟姉妹たち。あなたがたは私たちの栄光の主イエス・キリストを信じる信仰を持っているのですから、人をえこひいきしてはいけません。』
あなたは他人をえこひいきし過ぎたり、差別したりなどして、他人を傷つけることはありませんか? 聖書は、誰にでも、好き嫌いの感情はあって当然ですが、露骨に、人を差別して、傷つけてはならないと教え勧めています。 他人を傷つける人は、いつか誰かに傷つけられると、教え説くのです。胸に書き記すことです。
7節
『香油』とは、香料植物から抽出した天然香料、または漢方薬となる高価な精油や軟膏のことです。当時は病人に塗る油薬だったり、信仰的儀式でも聖別された香油(聖油)を使用していたのです。 この時、女性は時価約300万円もの香油(350g)を 主イエスの頭に注ぎながら、主に栄光をお返ししたのです。
8~9節
しかし、それを見ていた12使徒のユダたちは、言いました。
「もったいない!なんて愚かなことをするんだ。それを売って、お金にすれば、多くの貧困者たちに食べさせられたのに!」
ルカの福音書12:33~34 主イエスは言われた。『持ち物を売って、施しをしなさい。自分のために、古くならない財布を作り、朽ちることのない宝を天に積み上げなさい。そこには、盗人も近寄らず、しみもいためることがありません。あなたがたの宝のあるところに、あなたがたの心もあるからです。』
10節
そして主イエスは、12使徒たちに叱りつけました。
「黙りなさい!あなたがたは、彼女の邪魔をしてはいけない!彼女の行為は、非常に立派だからです。彼女は、今、誰よりも多く天に宝を積んでいるのです。」
11~12節
そしてイエスは、付け足した。 「貧しい人たちは、これから、あなたたちが助けてあげられます。しかし、わたしはもうすぐ、世界人類の救霊のために、命を捨てなければなりません。 彼女は、その旧約聖書のみことばの預言を知っていて、全財産の香油を わたしに注ぐことで その感謝と敬意を表して、お葬式の準備をしてくれたのです。そして 彼女がしてくれたことは、今後、世界中の信仰の模範、天に宝を積む模範的行為として、新約聖書に書き記されるでしょう。」
マラキ書3:9 『――万軍の主は仰せられる――わたしがあなたがたのために、天の窓を開き、あふれるばかりの祝福をあなたがたに注ぐかどうかをためしてみよ。』
この女性のように、神を愛し信頼しながら、天に宝を積む者は、必ず報われるのです。
13~16節
そして、高価な香油の使い方に 一番ケチをつけていた 12使徒のユダは、敬愛していたイエスキリストの命を、わずか銀貨30枚(現在の約110万円)で売ったのでした。 天に宝を積むことの大切さを怠ったり、またケチをつけるような人は、このユダのように、わずかなお金で、身を滅ぼしかねません。目を醒ますことです。 あなたが天に宝を積むことで、必要以上の金銭欲から解放され、神様からいく倍もの報いが与えられることを期待します。
AMEN
(祈り) 主なる神様、皆を聖霊に満たし、他人をえこひいきし過ぎたり、差別しないように助け導いて下さい。また 皆が、バランスよく天に宝を積めるように、教え諭して下さい。そうすれば 皆、神様から、いく倍もの報いを受けられるからです! 主イエスのお名前で、期待して祈ります。AMEN!!!