2014年12月31日(水)
Bible said 『幸いなことよ。神の知恵を見いだす人は』 『主の教えを喜びとし、昼も夜もその教えを口ずさむ人は、何をしても栄える』 『心を尽くして主に拠り頼め. 自分の悟りに頼るな』 ディボーション聖句 マタイの福音書22:15~22 15 そのころ、パリサイ人たちは出て来て、どのようにイエスをことばのわなにかけようかと相談した。 16 彼らはその弟子たちを、ヘロデ党の者たちといっしょにイエスのもとにやって、こう言わせた。「先生。私たちは、あなたが真実な方で、真理に基づいて神の道を教え、だれをもはばからない方だと存じています。あなたは、人の顔色を見られないからです。 17 それで、どう思われるのか言ってください。税金をカイザルに納めることは、律法にかなっていることでしょうか。かなっていないことでしょうか。」 18 イエスは彼らの悪意を知って言われた。「偽善者たち。なぜ、わたしをためすのか。 19 納め金にするお金をわたしに見せなさい。」そこで彼らは、デナリを一枚イエスのもとに持って来た。 20 そこで彼らに言われた。「これは、だれの肖像ですか。だれの銘ですか。」 21 彼らは、「カイザルのです」と言った。そこで、イエスは言われた。「それなら、カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさい。」 22 彼らは、これを聞いて驚嘆し、イエスを残して立ち去った。 [聖句メッセージ] 昨日の続きです。 15節
『パリサイ人』の意味は「分離した者」という意味があります。彼らは、旧約聖書のみことばの律法を守らぬ人と自らを分離して考えており、なるべく関わらずに差別しながら生活していました。当時のユダヤ人の主流は、このパリサイ人であり、権力を持っていた祭司長、律法学者や政治家たちの多くはパリサイ人だったのです。 なお、現在では「ユダヤ教正統派」と言われています。 Bibleは、このパリサイ人たちのように、徹底的にBibleのみことばを軸に生きるようになると、人は皆、世界中どこに行っても、また、何をしてもうまくいくと預言しています。 しかしJesusは、Bibleのみことばから神の恩恵を頂きながらも、隣人を救う愛を怠って、他人を差別したり、裁く者にならぬように、とも忠告したのです。 全ての恵みは、愛に費やす時にこそ、更に引き立つと教えてくれたのです。
ローマ信徒への手紙2:11 『神にはえこひいきなど、ないからです。』
ローマ信徒への手紙2:2 『ですから、すべて他人をさばく人よ。あなたに弁解の余地はありません。あなたは、他人をさばくことによって、自分自身を罪に定めています。』
あなたは人をえこひいきし過ぎたり、人のせいにばかりすることはありませんか? お互いに注意しましょう。 パリサイ人たちは、自分たちは、神に選ばれし特別な民であり、旧約聖書のみことばを守れない人は皆、低俗で、救いようのない愚かな人々だと、差別して無視していました。 しかし主イエスは、どんな極悪人、遊び人や霊的無知な人であっても、自らの人生の非を認めて悔い改めるのなら、人は皆、神にゆるされて救われることになり、また洗礼を受けるのなら、清い聖霊を受けられると、教え説いてくれたのです。 この社会は失敗者に対して、非常に厳しいですが、あなたの神様は悔い改めようとする あなたには何度でもチャンスを与えてくれる、哀れみ深いお方。 悔い改める者は、救われるのです。
15~16節
ユダヤで絶大なる影響力を持っていたパリサイ人たちは、当時のヘロデ王(ユダヤ総督)を支持する政治団体『ヘロデ党』と結束して、社会的弱者たちに永遠の神の救いを説き、人々を癒すなどの愛の奉仕活動をしていたイエスが邪魔になり、罠にかけて捕らえ、殺す計画を立てていました。
伝道者の書5:6 『あなたの口が、みことばを曲げ、あなたに罪を犯させないようにせよ。』
ヨハネの黙示録22:18 神は言われた。『わたしは、この聖書の預言のみことばを聞くすべての者にあかしする。もし、聖書のみことばにつけ加える者があれば、神はこの聖書に書いてある災害をその人に加えられる。』
このように神様は、聖書のみことばを自分勝手な都合で曲げたり、削ったり、付け加えたりなどして、間違った解釈をしたり、それらの誤りを他者に告げ知らせる人は皆、大罪だと忠告しています。ですから主イエスの教会の専門家たちから、神のみことばを学ぶことが必須なのです。 神様は、あなたに正しい神の知恵と真理を授けるために、あなたをイエスの教会に繋げられました。求める者には、必ず与えられるのです。
さて、ズル賢いパリサイ人とヘロデ党の人たちは、聖書の難解な箇所をイエスに質問して、イエスが誤った解釈をするようにと、ことばの罠にかけようとしたのです。 パリサイ人たちは、イエスに質問しました。「イエス先生。あなたは、人をえこひいきせず、また、神だけを恐れている 真の神の預言者であり、正しい真理の教師です。」
17節
レビ記22:25 神は言われた。『神の民であるあなたがたは、私を知らない外国人の手から何かものを受けて、あなたがたの神の恵みをささげてはならない。』
第二列王記17:35 『主は、神の民イスラエル人と契約を結び、命じて言われた。「ほかの神々や人々を恐れてはならない。それらを拝み仕えてはならない。それらにいけにえや捧げ物をささげてはならない。」
パリサイ人たちは、主イエスに心ないお世辞を言いながら、旧約聖書(ユダヤの法律)かローマ皇帝のどちらかの不法な罪を犯させる、罠の質問を仕掛けたのです。 「ではイエス先生、大切な質問があります。 どうぞ、教えて下さい、旧約聖書には、神信仰をしない敵対する国々に対して、神から受けた恵みを捧げてはならない。と書かれております。 しかし、私たちユダヤ人を統治している、古代ローマ帝国・皇帝は、私たちユダヤ人たちに対して、税金を捧げるように強要しています。 いったい、どうすれば、良いでしょうか?お答えください。」
なお、『カイザル』とは、当時のユダヤ国を統治していた、古代ローマ帝国・ローマ皇帝の称号。
18節
主イエスは彼らの心を見抜いて言われました。 「ずる賢い偽善者たち!なぜ、わたしを試して、罠にかけようとするのか。父なる神はあなたがたの心を見ておられるぞ。気をつけなさい。」
19節
そして主イエスは答えました。「では、納税するための硬貨(お金)を見せなさい。」 そこで、彼らはローマ帝国のデナリ硬貨を持ってきて、主イエスに見せました。
20節
今度は主イエスが、彼らに質問しました。「では、このデナリ硬貨に描かれている肖像画は、誰ですか?また、このコインに書かれている皇帝の名前は、どこの国の誰でしょう?」
21節
律法学者たちは、答えた。
「このデナリのコインに描かれた肖像画と、皇帝の名前は、現在のローマ帝国の皇帝になります。」 これを受けて、主イエスは、即座に言われました。 「旧約聖書には、神の物を 敵国に捧げてはならないと書いてあります。 しかし、このコインの肖像画と名前はローマ皇帝・カイザルの物ですから、カイザルに返せば良いのです。したがって、税金を納めても、旧約聖書の律法を破りません。神の物ではなく、あなたがたの言った通り、カイザルの物だからです。 しかし、神から恵みをいただいた人は、神にも献金してお返ししなさい。」 主イエスは、このように答えました。 主イエスは、旧約聖書の律法(ユダヤの法律)もローマ皇帝の法律も破ることなく、そして彼らの罠にもはめられずに、完全完璧な神の知恵のことばを引き出されたのでした。
第一コリントの手紙1:18 『神は言われました。「わたしはこの世の知者の知恵を滅ぼし、賢い者の賢さをむなしくする。」』
ヤコブの手紙1:5 『あなたがたの中に知恵の欠けた人がいるなら、その人は、だれにでも惜しげなく、とがめることなくお与えになる神に願いなさい。そうすれば、神の知恵が与えられます。』
あなたに与えられる、主イエスのような完全完璧な神の知恵と真理に期待します。
AMEN
(祈り) 主なる神様、皆を聖霊に満たし、主イエスの教会から語られる、神のみことばと真理を 正しく悟らせて下さい。そうすれば 皆に、人生を勝利的かつ成功的に治められる神の知恵が授けられるからです。 主イエスのお名前で期待して祈ります。AMEN!!!
在主 イサオ
P.S.
今年一年, 感謝でした!
では、良い年を^_^